同窓会あるある 8 K子、Mリの場合 ②

さぁ、いよいよ最終話のスタートです。コメント非常にありがたいです。力が出ますね。それではスタートです。

この物語はフィクションであり、ノンフィクションでもあり、登場する人物、団体等の名称は全て架空のものであり、真実のものでもあります。それはあなたの気持ち次第です。何故なら、この物語の主人公は「あなた」なのですから…

Mリは電話をかけた。「プルルルル…プルルルル…」何回か呼び出し音が鳴っても出ないので切ろうとした時「もしもし?」と男の声が返って来た。「あ、もしもし…あのK子さんの電話ですよね。」「はい、そうです。私はK子の夫で〇〇と言います。もしかしてMリさんですか?」

Mリはちょっとびっくりした。(私の名前を知ってる。と言う事は夫婦で同窓会の会話をしてるって事だ!)希望が見えて来た。「はい、Mリです。K子さんは?」「今ちょっと席を外してますが…Mリさん、ちょっと宜しいですか?」「はい、どう言ったお話…」(もしかしたら、もう電話しないでくれ、と言われるのかな?)

緊張が走った。「今度の同窓会の件ですよね。」「はい、勧誘の電話です。ははは」Mリは緊張をほぐす様におどけて笑い声を上げた。我ながらおかしな笑い声だった。
「実は、K子なんですが…本当は行きたいんじゃないのかな?と、思ってます。いや、あの…同窓会に。」「はい…それで…」Mリは断りの電話ではなかったのでホッとしたが、その後が気がかりだった。「僕の手前、遠慮して行かないと言ってますが、本心では行きたいと思います。」「はい、ですから…」「K子にもっと強く勧誘して欲しいんです。一回二回断られても諦めずにもっと強く…」

希望の火が見えた。「もちろんです。ナンピョンさんの後押しがあれば、絶対大丈夫ですから!」「自分で言うのもなんですが、K子はうちに嫁いで来て、あまり楽しい事はさせてあげられなかったのが凄く心残りで…今回の同窓会は、彼女にとっても最後の同窓会になるだろうから、絶対参加して、昔の友達と楽しむ、かけがえのない時間を過ごして貰いたいんです。」
「…」

Mリは感動した。そして二つ返事で「わかりました。必ず説得しますから、ご安心下さい」と声を震わせながら答えて電話を切った。

その何時間か後にK子から連絡が入った。「Mリ、私やっぱり同窓会に参加するよ。うちの旦那が妙に熱心に説得して来てさ、その日は子供達に応援頼むから店の心配はいらないし、飯ぐらいは自分でなんとかする、行ってこい!だって。ははは」「そう良かったね。これでK子とも何年ぶりいや、何十年ぶりに…に会えるね。楽しみだ〜!」「うん、それじゃ11月9日 上野東天紅でね!」

Mリは電話を切った。(結局旦那さんが説得してくれたんだ。)晴れ晴れとした気持ちで英語教室を後にしたMリは、自転車に乗って家路を急いだ。上を向くと都会の空には珍しく星が光っていた。
(K子の旦那さんいい人だな〜、あんないい人捕まえたK子も、大したも…)
キキーッ‼️  ドンッ!

道路に倒れたMリはピクリともしない。遠くで救急車のサイレンが聞こえて来る…

眠っていたK子は飛び起きた。ナンピョンが「どうした?」と声をかけた。「何か胸騒ぎが…」

病院のベッドに横たわりながらMリは、引っ切りなしに送って来るLINEの対応にうんざりしていた。「もう、ちょっと車にかすっただけなのに…あなたが大袈裟なのよ、皆に連絡するから…」「だってびっくりするだろ?誰だって!意識なかったんだぞ!」そこに今度は電話が鳴った。

K子からだった。「Mリ、あなた大丈夫なの?本当にびっくりしたじゃない。」「ごめんね〜あなたが同窓会参加するって聞いて嬉しくてさ、信号が赤なのに気付かずに飛び出しちゃったのよ。でも、かすり傷だから大丈夫。心配かけてごめんね。」「本当に大した事なくて良かった!」

「K子、私はね…一人でも多くの人を集めてその日を迎えたいの。今ならまだ間に合う。後悔だけはしたくないの。考えてみて。高校の時の仲間と、あの時と同じ様に楽しく喋って、騒いで、笑う事がどんなに贅沢な時間か…このチャンスを逃したらもう一生会えないかも知れない。だから出来る事は何でもやりたいの。」

「うん、うん…」
電話の向こうでK子は涙ぐみながら頷いた。

つづかず

さて、いかがでしたか?4人の人物を通して、何とか皆で共有出来る設定で、話を進めて来ました。(多少無理はありましたが…笑)字数の関係で深く表現が出来ない部分もありましたが、何とか終える事が出来ました。(沢山のコメントありがとう)
題名を変えたら?と言うコメントもありましたが、物語の主題それ自体が「同窓会あるある」なのでこのままで行かせて貰いました。

一応このシリーズはこれで完結ですが、まだまだ終わるのはもったいないと言う管理人さんの意見や、コメント等をかんがみて、新たな設定で継続する事にしました。(え〜っ💦)

まだ何も考えてない状態なので、今しばらくお時間を頂きたいです。
なにとぞご了承ください。
では、また会う時まで…

『同窓会あるある』について率直な評価は?
  • 非常に良い 79%, 15
    15 79%
    15 票 - 総投票数の79%
  • 良い 21%, 4
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総投票数: 19
2019年6月7日 - 2019年6月16日
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5 COMMENTS

泣けた

「K子、私はね…一人でも多くの人を集めてその日を迎えたいの。今ならまだ間に合う。後悔だけはしたくないの。考えてみて。高校の時の仲間と、あの時と同じ様に楽しく喋って、騒いで、笑う事がどんなに贅沢な時間か…このチャンスを逃したらもう一生会えないかも知れない。だから出来る事は何でもやりたいの。」「K子、私はね…一人でも多くの人を集めてその日を迎えたいの。今ならまだ間に合う。後悔だけはしたくないの。考えてみて。高校の時の仲間と、あの時と同じ様に楽しく喋って、騒いで、笑う事がどんなに贅沢な時間か…このチャンスを逃したらもう一生会えないかも知れない。だから出来る事は何でもやりたいの。」この言葉に泣けました😭😭😭

인류학자

ストーリーとても面白く読みました。次のシーズン待ってます。

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