本当にあった怖い話 33

「余程の事がない限り」進級できるのが当時の朝高だった。Cは「余程の事」のスレスレだったが、彼も無事高3になった。

最高学年になるとある程度の落ち着きも体得するものだしCもそうだった。彼は3年の1学期の半ばぐらいから進路をどうするか悩み始める。継ぐほどの家業なんてないし、特にやりたい事もない。

では進学なのか?今の学力状態ではかなり難しい。いっこうに答えが出ない日々が続く。そんな時、彼は二年間一緒に過ごした一つ上の先輩達に思いを馳せる。

一つ上は年が近くてギクシャクするモノだが、Cは同じ中学出身の先輩とは仲が良く可愛がってもらった。(あの先輩は卒業証書もらえなかったし、あの先輩は朝銀であの先輩は家に入ったはず。あの先輩は朝大だったなぁ。)

そうこう思い起こしているうちにある先輩の事が気になってくる。同じ中学出身ではなかったが、しょっちゅうCの地元先輩に連れられ遊びに来てたし、蛇腹との喧嘩やパーティーやモーニングもご一緒したS先輩の事だ。彼は卒業後どうしているんだろう?自分の事はさておき(多分ろくな人生歩んでないよな)と思ったりもする…

Cが親や担任とも相談して出した進路は朝鮮大学校への進学だった。

動機は不明だ。同級生は「お前が朝大?無理無理。」とか「ありえない!」とからかうし、担任も「今のままじゃ朝大の試験受からないぞ。」と手厳しい。学力は地道な努力あってこそ身につく位はCも分かっていた。でも決めたらそれに立ち向かうしかないのだ…

そして3学期がきた。朝大の入学試験に向かう集団の中にはCの姿もあった。それなりに準備はしたつもりだが試験に対する不安を拭えない。

朝大に着いて中に入ろうとした時、Cは校門の受付にいるとても懐かしい顔を見た。そう、あのS先輩だった。SもCだと気づき微笑んだ。CはSに挨拶しこう聞いた。「先輩、朝大の警備員の仕事をしてたんですか?」と。質問の意図が分からないSは怪訝な表情でこう答えた。

「エッ、俺は朝大生だよ。知らなかったのか。」ビックリ仰天するCに「お前が朝大志望とはな」とSは爆笑していた。

Cは強烈に嬉しかった。

それは、再会の喜びではなく(あの人が朝大に入れたんなら俺も余裕かも⁉  いや、絶対大丈夫だ!)という根拠のない自信が込み上げたから。

彼はその気持ちのまま試験に臨んだ。そして、これまたどういう訳か分からないがCは 4月から晴れて? 朝大生になった。

この話の推薦曲 カーリー サイモンの <アンティシペイション>
https://youtu.be/4NwP3wes4M8

8 COMMENTS

인류학자

朝鮮大学に受験して落ちたケースは聞いたことありません。私も一生懸命受験勉強しました。時間の無駄でした。最近では落ちる人もいるらしいとのことですが、本当でしょうか。

やっぱり匿名

ハッチャさん、1つ下の子達は落ちましたよ❗

인류학자

どうやって朝鮮大学を落ちたのか、是非知りたいですね。

マ〇〇ロ

因みにマ〇〇ロは朝大一年まで1반でした、残念。13년간 1반で、ギネス申請を諦めました🤦‍♂️残念無念!.°(ಗдಗ。)°.

匿名という名の匿名

因みに朝大は1年が1班、2年が2班…と学年が班になるので、2年でギネスが途切れるのは必然的ですね。^_^
でも、13年間 1班って凄いですね👏👏👏

マ○○ロよりも凄い高○さん

怖い話の31の丸○商店の高○伝説、おすすめします。マ〇〇ロよりも、凄い人が1人居ます、。○田バ○高○伝説エピソード1.載ってます、

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